
今日、いじめや不登校、虐待などの問題や発達特性を持つ子ども、外国につながる子ども、セクシュアル・マイノリティの子どもなど多様な子どもたちが増え、さまざまな教育課題が生じています。こうした子どもたちの学びや育ち、青年期以降のメンタルヘルスやストレスマネジメント、自己成長のための学びやキャリア発達も重要な課題となっています。本学科では、こうした課題に対し、教育学と臨床心理学の両方を学び、その学びを生かして自らの人生をデザインし、他者のキャリアデザインを援助する力を身につけていきます。
この考えのもと、本学科では「トラック制」を導入し、公認心理師トラックキャリアデザイントラック、学校教員トラックの3つのトラックを設置しています。自分の目指すキャリアに応じてトラックを選択しますが、トラックをまたいで履修することが可能ですので、教育学と臨床心理学について幅広く学んでいくことができます。
心理職の国家資格である「公認心理師」。その資格を取得するためには、学部の4年間と大学院(修士課程)の2年間の学びが基本です。本学では、大学院も備えており、公認心理師の資格取得に必要なカリキュラムに対応しています。
トラックとは「学びの道筋」のことです。まさに陸上競技のトラックのイメージです。将来の進路を見据えて、1年次末には「公認心理師トラック」、「キャリアデザイントラック」、「学校教員トラック」から一つを選択し、そのトラックを中心に学びながら、さらにそのほかのトラックの授業も受講できます。
各トラックでは、現場を理解し、自分のキャリアを具体的に考えるために実習を単位化しています。
医療や学校現場での実際のカウンセリングの見学等の実習(4年次)
企業でのインターンシップ(2年次、3年次)
地域社会での活動(役所、企業、NPO等)に関する調査実習(3.4年次)
小・中学校での授業補助やその他の教育組織等での指導補助(3年次)
教育学と臨床心理学の両方を学ぶことができる、それがこの学科の大きな特徴です。トラック選択を含め、学び方は多種多様です。キャリアで座位の授業やインターンシップ実習、少人数ゼミなど、多様な形で学生の学びとキャリア形成をサポートします。
本学科の母胎となった大学院教育・臨床心理専攻の教育・研究施設として、臨床心理センターが開設されています。広く一般の方を対象にしたカウンセリングサービスを行っています。
臨床心理センターに附設されている適応支援教室です。不登校の小学生、中学生を対象とした、学校への適応を支援する教室です。教育委員会等で開設されている適応指導教室の大学版に相当する組織で、全国でも珍しい取り組みです。学部生もボランティアや実習として運営に関わります。